鍼灸は2000年?の歴史があるのだから良いものだと言われることがあります。

これだけ医学が発展した現代でも受け継がれているのにはそれだけの理由はあるとは思います。

でも現実は日本人のほどんどが鍼灸を受けた事はなく、受けた人も効果がわからない又は無かったと感じる人もいます。
とすると鍼灸に効果があったと答える人はほんの一握りの方しかいません。

ということは考え方によっては鍼灸は効果があるから残っているとも、効果がないから廃れてしまったとも考えられます。

現代の医学ではまだわからない何かがあるのかもしれませんが、長く続いているからと言って良いものだという先入観を私は好きではありません。古き良き伝統があれば悪しき間違った伝統もある訳ですから。

私は鍼灸師ですが伝統を受け継ぐ(いわゆる東洋医学)鍼灸を現代の方に受けてもらいたい、知ってもらいたい、認めてもらいたいとは一切思いません。

でも鍼という道具をシンプルに外科的使用する方法については、現代医学の死角になっている筋・筋膜のトラブルによって引き起こされるさまざまな不調に対して大いに貢献できる治療法だと思っています。

この点を医療として多くの方々に認めてもらえたらなと思っています。

過去の何もなかった、知らなかった時代、その時代で出来る精一杯のことを鍼灸師の先輩方はやってきました。

そしてその先輩たちが知りたかったこと言いたかったことが現代ではかなり解明されてきていると思います。

大先輩達が現代の医学知識を得たとしたらどんな鍼灸をするでしょう?昔のような鍼灸をするんでしょうか?

みたいなことを考えたりするのも面白いです。

たうち鍼灸治療院 http://tauchi2013.com

明けましておめでとうございます。

昨年は多くの患者様、関係者の方々に大変お世話になりました。

今年も患者様のお役に立てるよう励みますので宜しくお願いいたします。

たうち鍼灸治療院 田内 学



カウントダウンは大阪城に行って参りました。

 


これは魚肉ソーセージです。
皮がパンパンに張りつめているので固いです。
このオレンジの皮を筋膜だと思って下さい。


でも皮を剥がし出てきた中身はプ二プ二柔らかいんですね。
ピンクの中身を筋肉と思って下さい。



皮だけを残しました。
皮もパンパンに張りつめなければ柔らかいんです。


魚肉ソーセージは中身が詰まって引き延ばされているからパンパンですが、実物は皮の方が縮みます。




次は筋膜の癒着をイメージしやすいようテーピングでやってみます。


途中折りたたんだ所が癒着です。矢印が示すように元の長さより短くなります。
筋膜が短くなっても筋肉の長さは一定ですので緊張が強まり魚肉ソーセージのようにパンパンになります。


癒着を引っ張って伸ばしました。これで元の長さに戻ります。

実際にはこんなに綺麗には癒着は剥がれません。粘着が弱い所が先に剥がれます。
剥がれた所には折り目が残っていてすぐに元の位置に戻ろうとしますが、一度剥がれたところは粘着性が弱くなっているので再度伸ばせばすぐ剥がれます。ここで伸ばすのを止めてしまうとまた徐々にガッチリ固まろうとします。
ですからある程度まで何度も繰り返し伸ばしてあげる必要があります。
そうすることで折り目も薄くなり元に戻りにくくなって安定すると当院は考えています。

当院は簡単に言えばこのようなシンプルな理屈で筋膜の癒着を剥がし柔らかくしています。


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昨日、駅前を歩いていたら「腸をほぐせばなんでも治る!!」と書いた立て看板が堂々と置いてありました。

こんなん出してもいいんかな?と疑問に思うと同時に憤りを感じました。

軽々しくなんでも治るなど思い上がりも甚だしく無責任もいいとこです。しかも治療院でもないし国家資格もない。

どこに行っても治らない患者さん、治したくても治せなかった施術者達の苦悩を舐めるなと言ってやりたいです。

腹部は確かに重要な部位の一つです。私もよく治療しますが簡単ではありません。

腹膜や腸間膜も癒着しますから腸をほぐすという意味は少しわかります。

でもそれより腹筋や大腰筋、腸骨筋の筋膜がリリースされた効果が先にあるのではないかと思います。

ここを上手くリリースできれば驚く程の結果が出ることも多々ありますが断じて全てではありません。

そんな単純なことで何でも治せるなら誰も苦労しないでしょう。

世の中いろんな治療法があり、ほぼ全てに治った、治らなかったという人はいます。

ですので内容に否定はしません。でも過度な広告は危険だと思いますね。




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まずは筋膜の癒着を剥がし柔らかくしてから何でもすべきだとつくずく思います。

筋膜が硬いと身体は関節可動域、耐久力、持久力、回復力、瞬発力、筋力、血流などあらゆる面で能力が低下します。

デスクワークするにも、立ち仕事するにも、スポーツするにも、運動するにも、筋トレするにも、リハビリするにも、家事をするにも、勉強するにも、体操するにも、ヨガをするにも、何をするのにもまず筋膜の状態を良くして行うべきです。

筋膜が硬い状態の身体は言わば「サイドブレーキを引いたまま走る車」と一緒です。

エンジンに無理な負担がかかりいずれ故障の原因になります。

エンジンの故障を人間で言うなら痛みです。

痛みとまでいかなくともダルさやコリ感もそうですし、さらに言うと自律神経が失調して様々な不調、いわゆる不定愁訴に繋がります。

ですのでまずサイドブレーキ(筋膜)を元の位置(柔らかい状態)に戻してから走る(生活)べきだという事です。



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触れると硬いコリの正体は筋肉ではなく筋膜の硬さであることがわかってきました。
中身(筋肉)は柔らかく、皮(筋膜)が硬い『バイエル・ソーセージ』のような状態です。

では、その事で従来の治療と比べて何が変わってくるかと言うと・・・

・硬いのは筋肉 → 筋肉を圧迫して柔らかくする。←従来
・硬いのは筋膜 → 筋膜を伸ばして柔らかくする。←new!!

簡単に言うとこうです。

辛いコリを解消したいと思えばまず選択されるのはマッサージやもみほぐし等が多いでしょう。
昔からコリは押してほぐすものだと言う考え方が施術者、患者ともに浸透しています。
ですからほとんどの施術所ではコリを指で押さえ『圧迫』することで柔らかくしようとします。

筋膜リリースの場合は押すのではなく『伸ばし』ます。
マッサージのように指で押して圧迫しないのは中身(筋肉)ではなく皮(筋膜)を伸ばすためです。

『圧迫』と『伸ばす』の違いが大きく結果を左右します。

マッサージやもみほぐしを受けてコリが楽になったとしても、すぐに元に戻ってしまうのは筋膜が伸ばされていない為です。
筋膜を柔らかくすることで初めて継続的にコリを解消することが出来ると当院は考えています。


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ストレッチはいいものです。

ストレッチ棒などの道具を使ったストレッチ、二人で行うストレッチ。

ヨガや○○体操など、いろんなストレッチ方法があります。

これらは何をやっても効果はあります。健康維持・増進にもってこいだと思います。

ですがどれも可動域一杯まで伸ばす為の工夫でしかなく伸ばせる範囲には限界があります。

筋膜がすでに強く癒着してしまった方にとっては、たとえ可動域一杯まで広げたとしても張力が足りません。

ようは『可動域一杯に伸ばす以上の張力』が必要なのです。

でも可動域を超えてしまうと関節は脱臼しますし首を180°回せば死んでしまいます。

可動域内で可動域以上の張力を生み出すストレッチをする方法はないかと考えられたのがテーピング・ストレッチです。


本来テーピングは固定やサポートに使われますが、この方法はストレッチの為にテーピングを使います。

一応ガムテープでもセロハンでも可能ですが粘着剤は人体には良くないので、テーピングでしています。

理屈はこうです。ストレッチの張力は伸ばす距離が長くなる程高まります。

ですので従来のストレッチでは可動域を可能な限り広げられる工夫(ポーズや道具)をして距離を得ようとします。

テーピングストレッチの場合は、
可動域一杯に広げて張力を増やすのではなく、張力自体を強化します。

例えば首の側面(右側)を伸ばすストレッチをするとします。

左に首を倒せば右側の筋膜が伸ばされストレッチされます。これで足りないのであればさらに左に倒すようにしなければなりません。もしくは右手を背中に回すとよりストレッチが強くなります。

でもこれでも頑固な癒着を剥がすには足りないんです。

ですので一旦首を右に傾け左への可動域を広く作ります。

そこでテーピングを右側に引っ張るように伸ばして貼り付けます。この時点でロックされ右側に引っ張られている状態です。

それから左に首を倒そうとするとすぐにストレッチがかかります。左への可動域は充分残っているのでさらに強くストレッチすることもできます。伸びてきたらまた右に戻し先程よりも強くテーピングで引っ張ってロックします。後はその繰り返しです。

こうすると可動域一杯までいかなくても可動域一杯以上の張力が生み出すことができます。

上手く貼るコツ、テーピングが剥がれないようにするコツが要りますが慣れれば簡単です。テーピングのしっぽを持ちやすく丸めて自分で引っ張ってやりながらするのもいいでしょう。誰かもう一人の方に引っ張ってもらうのも良いでしょう。

やってみれば普通のストレッチではほとんど伸びてなかったのがわかるぐらい伸びるのがわかります。
そして軽くなり脱力して楽になります。ストレッチした後は必ずテーピングは剥がして下さい。


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針は痛い?痛くない?

どっちなんでしょう?

ネットで調べると大半の針治療をする施術所は痛くないと書いています。

人によって痛みの感じ方は違うので個人差と言ってしまえば終わりですが、単に「痛い」では大雑把すぎるので少しまとめようと思います。

針治療の痛みは大きく分けて2種類あります。

\敞蘢
針が皮膚を貫通する際にチクッとします。痛みの種類は注射に似ています。
鍼灸師も患者さんも嫌な痛みです。

響き
身体の中で感じる感覚で注射のような刺す痛みではありません。
響きの種類というか感じ方は色々あります。
人によっては痛く感じ、人によってはイタ気持ちいい特殊な感覚です。

,呂匹海麗灸院でも必要としない(たぶん・・・)痛みですので今回は置いといて、『痛い?痛くない?』のポイントになるのは△痢惷舛』の有無です。

響きは身体の悪い所に針が当たると生じます。状態が悪い所ほど強く響きます。
(当院では悪い所=トリガーポイントや筋膜癒着部ですが施術者よって考え方は違います。)
逆に悪い所に当たらなければあまり響きません。

響きが無い、もしくは少しならば「針は痛くない」と感じるでしょうし、強い響きなら「針は痛い」と感じる人は多くなります。

響きを重宝する鍼灸師がいれば、必要としない鍼灸師もいます。どちらがいいか答えはまだ出ていません。

私の場合は響きが必要と言う訳ではなく悪い所(トリガーポイントや筋膜癒着部)に針をする必要があると考えています。
悪い所に針をするのでどうしても響きを伴いますが、なるべく抑えたいところです。


針は痛い?痛くない?と聞くと注射のような鋭い痛みがあるかどうかをイメージされがちですが、そういった痛みではなく響きが有るか無いかが比較対象になります。


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今回は腹筋のケアです。

まず仰向けに寝て骨盤付近を触ってみましょう。(腰のくびれの付近の骨)
・気持ち悪い変な感じがする。
・妙に痛い。
・こそばい、かゆい。
上記の方は骨盤(腸骨)に癒着が蓄積しています。固さや付近の見た目を確認してください。

ゞ銚けになり膝を立てます。


骨から引き剥がすように胸の方に伸ばします。


※テーピングだとこんな感じです。テーピングの方がやりやすいでしょう。



ロックは緩めず膝をゆっくり伸ばすとストレッチが強化されます。無理ない程度で持続もしくはゆらゆら動かして癒着が剥がれるのを待ちます。

たびてきたら触って感触を確認しましょう。
・やわらかい。プ二プ二する。
・すっとした、風通しがよくなった、ふわっと軽い感じがする。
・骨が浮き出た、腰のくびれが出た、へっこんだ。
上記のような状態になれば癒着が伸びて減っています。

ト妙に角度や引っ張る位置、張力をかえて,ら繰り返します。



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当院の指導を受けた方のみ参考にして下さい。

今回は首の前側の筋膜を伸ばすためのストレッチ方法です。

人間には関節可動域があり自分で動かせる範囲には限界があります。
たとえ限界まで伸ばしても、筋膜の癒着が剥がれる程の張力は生まれません。
ですので可動域内で限界以上の張力を生み出すストレッチが必要な訳です。

ー鵑硫墜鞍楼呂汎阿した感覚(痛い、動きにくい、詰まる等)を確認します。

∈造辰疹態で顎を胸に近づけます。




6珊・鎖骨付近の皮膚をロックし下に引っ張ります。(ロックは指の腹、テーピングなど)

※細かい場所はどこでもOKです。左画像は手指、右画像はテーピングでロック。


ぅ蹈奪が外れないよう少しづつ上を向きます。(ゆっくり動かします)


※何もしないより早い時点で首の前側の皮膚がピンと張ります。初期は皮膚の痛みが出ます。

α安Δ伸びている感覚が出ていればOK。暫くそのまま維持します。

段々伸びて楽になってきたら,ら繰り返します。

以上です。
首の前側がスッキリしたし風通しが良くなっていればOKです。
可動域が広がり軽く動かせるようになります。
慣れてきたらロックの位置や引っ張る力、首の動かす角度を微妙に変えてみて色んな方向に伸ばして下さい。

注意点は
・気分が少しでも悪くなれば中止する。
・無理はしない、ゆっくり伸ばす。
・初期は筋肉痛のようになる場合もあります。一旦休憩して治まってから再開してください。
・一回で伸びきる訳ではありません。初期は戻りやすく感じるかもしれませんが継続することで
安定します。


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